【就活生向け】ゲーム開発において企画書はなぜ必要なのか【ゲームプランナー】

ゲームプランナー

昨日に引き続き企画書のお話。

そもそも企画書とは一体なんぞ?という疑問は既に解決できているはずなので、
今回はその存在意義について、目的と役割という観点で説明していこうと思う。

▼前回の記事はこちら▼

企画書の目的とは

企画書とは、社内のお偉いさんや他社へ提出し
プレゼンテーションを行って承認、お金を出してもらうために作成される。

このゲームのココが面白い!
このゲームを作ればこれだけの利益が出ます!

このようなアピールをするための代物だ。
当然このタイトルを開発することによるメリットや期待値を提示することが必要になる。

よりビジネス的な考えを重視するなら、
ゲームデザインよりもコストやリターン、マネタイズについて詳細に記載する方が望ましい。

この辺りのお金の考え方についても、いつか記事を書きたいな…

企画書の役割とは

目的を果たした企画書はもう用済みなのだろうか。
いや、もう1つ重要な任務が残っている。

それはターゲットコンセプトを開発全体で共有することだ。

どのようなお客さんに、どのような体験を提供するか。
この2つはゲーム開発において、あらゆる要素を決定する指針となるものだ。

このボスはどれくらいの強さにしようか…?
この機能があると良いのでは…?

ゲーム開発の多くは、色々な職種のスタッフが入り混じるチームで行うため
各々の考えや感じ方の相違によって、現場には必ず迷いが生じることがある。

グラフィックのクオリティを優先するか?
ゲーム体験の快適さを優先するか?

ゲームプランナーに限った話ではなく、全員が同じ方向へ進むための方位磁針である。

これが明確に共有されていなければ、”決め”の基準をディレクターのみが握っていることになるため
全てディレクター判断待ちになってしまい、開発がロクに進まない。
(ディレクターすらフワついている場合、プロジェクトが頓挫するか半端なものができるだけである)

あとがき

企画書はなぜ必要なのか。
2つの観点から説明してみたものの、あくまでこれは自分の感想レベルの話に過ぎない。

とはいえ、企画書を書く意味を全く知らずに書くより、
飲み込みが早くなると思うので頭に入れておいて損は無いはずだ。
(ゲーム会社へ就職するために企画書を書く方も居ると思うので)

近々、企画書を書いたことが無い方向けの記事を作ろうと思う。

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