本を読まなくてはならない。
そう自分を言い聞かせて、早1年程度。ここ最近は漫画すら読まなくなってきた。
この広い世界。僕と同じような方も中には居るのではないだろうか。居るに違いない。
さあ、探そうじゃないか。自堕落でも読める本を!
本探しの旅へ
よし早速本屋に…そんな時代はとうの昔。
まずは ”読書 初心者” と検索をかける。いざインターネットという名の密林へ。
小説デビューがしたいわけではないし、もう大学生という年でもない…
さすがに探し方が雑過ぎるので、まずはジャンルからオススメを調べていこう。
“読書 初心者 ジャンル”と検索…
パッとトップに出てきた記事を見てみたが、目次だけでも十分な情報が得られた。
やはり小説はランクインしている。続いてエッセイ、ビジネス書。
具体的にオススメとして挙げられているタイトルもある。
…聞いたことはあるが、イマイチ惹かれない。
先の3ジャンルで唯一読んだことがないエッセイは気になる。少しだけ。
エッセイを探す
ジャンルが決まれば後はとりあえず読む本を見繕うとするか。
こんな時はKindleの出番。
いくら自分のためと言えど、嫌いなことの為にお金を使うの躊躇する。
心理的ハードルを低くするためにも、無料で本は調達しよう。
とりあえず適当にダウンロード…!と読んでみたら漫画。
どれもこれも、辺り一面漫画ばかりではないか。まともにエッセイがない…。
そこでふと “短編小説” というワードが目に入る。
いい…これでいい!もう短ければ何でも良い! 何なら短ければ短い程良い!!!
目的そっちのけではあるが、早速短編小説で検索。
すると、そこで懐かしい作者名と再会した。
運命の再開
自分が中学生の頃、読んだ数冊のうちの1冊。「カラフル」の作者、 森 絵都 さんだ。
この本は面白かった。今でもあらすじと結末を覚えている位には。
アニメ映画化もされていて、それも見たほどに。
僕の中学校には “朝読書” なるシステムがあり、強制的に15分程読書させられていた。
当時、親が図書館から借りてきた本を言われるがまま持っていき、読んでいた。
僕はこのような時、運命を強く感じてしまう。
神が読めと言っている 「最後は臼が笑う」 を。
そうして結局、短編小説を手に取ることにしたわけだが
思いの外ビビッとくる本に出会えて良かった。
感想はまた後日。