プランナーたるもの、定期的に企画を考えるべし。
以前は全くやったことのない手段でアイデア出しをしてみたわけだが、
今回は僕がよく使うマインドマップを使ったアイデア出しを久々にやろうと思う。
▼以前の記事はこちら▼
マインドマップとは
マインドマップをざっくり説明するなら、連想ゲームだろう。
最初に決めたお題から連想されるものを次々に書き込んでいく。
さらに、そこから連想される要素を出していくことで、芋づる式にアイデアが生まれる。
後から精査するため、深く考えないでひたすら数を出すことを意識すると良い。
関連性が薄かろうが、ゲームにならなさそうでも書きまくる。
組み合わせ、削って、さらに発展させる。
そうやって最終的にアイデアがきちんとまとまるのだ。
今回のお題は
マインドマップを作る上で最初に決めるお題だが、今回はどのように決めようか。
自分の意思で決めてしまうとあまりにも味気ないので、今日が何の日かを調べてみることにした。
…調べてみたところ4/14はオレンジデーだそうなので、オレンジをお題としてやってみる。
(バレンタインデーやホワイトデーに関連した日らしい)
参考:今日は何の日・明日は何の日
https://zatsuneta.com/category/anniversary.html
実際にやってみる
STEP1:とにかく数を出す
マインドマップについては紙とペンを用意して、書き殴ってメモを作る方が手っ取り早い。
とはいえ、今回は具体例として載せたいのでため、ツールを用いて行おうと思う。
ツールは何でも良いが
普段から簡単な図を作成するのによく利用しているツール、「draw.io」を使用することにする。
draw.io
https://www.drawio.com
Googleドライブに保存して、他の人とリアルタイムに共同作業することもできるためとても重宝する。
画面遷移図を作ることもできる。(画像を多用すると重くなるので要注意)
▼画面遷移図についてはこちら▼
マインドマップはやってみると分かるが、割とキリがない。
発想が止まるまでやるのも良いが、その後の精査が大変なので時間を区切ると良い。
数を用意して、整理する。ここまでやってようやくアイデアと成るのだ。
今回は3分間でやってみようと思う。
手書きではないので、少し手間取るだろうが…
というわけで、やってみた結果の画像がこちら↓だ。
こんな感じで派生していく要素を繋いで、どんどん連想していく。
一見繋がっているか危ういものでも、とりあえず書いてしまおう。
目的はあくまでアイデア出しなので、取っ掛かりとなる要素が多いに越したことは無い。
コツとしては、抽象化と具体化を繰り返すことだ。
オレンジを具体的に捉えると「人参」へ、それを抽象化させると「野菜」…といった感じだ。
マインドマップ自体はこれでお仕舞いだが、
ここからは、要素たちを精査してアイデアとして昇華させる作業が始まる。
STEP2:アイデアとしてまとめる
さて続いては、アイデアとしてまとめるための足し算引き算、選別を行う。
何かゲームの企画として成立しそうなものを考えていこう。
これら全ての要素を盛り込む必要は無いので
何となくピンと来るものを組み合わせて、ゲームっぽくしてみよう。
僕がよく使う手法として、動詞に着目する、というのがある。
今回で言うと、生えると打ち返すが動詞にあたる。
これをそのまま使って、何かを打ち返す→何かが生えるというゲームはどうだろうか。
何が生えるか?を決めるため、改めて要素を見返していくと色々候補が見つかる。
生えるの元になった植物、変わり種なら信号機が生えたら面白いかもしれない…
と、思いつつ渋いに目が留まる。
渋い植物を想像してみる…パッと盆栽が浮かんだ。
この段階でおぼろげに、ゲーム像が見えてきた。
種植えや水やり、剪定(枝の一部を切ること)といった動作を
打ち返すアクションで行って、上手に盆栽を育てるゲーム。
なんだこれ?という気持ちにならなくは無いが、少し面白そうな気もする。
概要レベルでもゲームの内容が決まれば、企画の草案としては十分だろう。
終わりに
久々にやってみたがやはり楽しい。
これといったルールも無く、1人でできる上、準備も必要ないため誰でも取っつきやすい。
出すだけ出して終わりではもったいないので、精査するところまでできるとより良いと思う。
1度もやったことが無い方は、ぜひ気軽に試してみて欲しい。
参考になれば幸いだ。