ゲームプランナー・ゲームデザイナーの仕事の中で最も多いタスク。
それは間違いなく仕様書の作成だろう。
プランナーなんて名前なので企画書では?と勘違いしてしまうが
絶対に仕様書を書く機会の方が断然多い。
新卒で入社を考えている方も、就職活動で企画書の提出を求められるかもしれないが
圧倒的に仕様書の方が大切だ。100%、いや1000%仕様書が重要なのだ。
書けるようになるのは入社後で問題無いが、どんなものか?は知っておいた方が良いだろう。
なので、今回はそんな仕様書というものについて説明していく。
ざっくりとした概念
端的に言ってしまえば、仕様書とはゲームの全てを書面化したものである。
全て…?と言われるとピンと来ないかもしれないが、言葉通り”全て”だ。
左クリックで弾が発射される、弾はこんな軌道を描いて落ちていく、
長押ししている間何秒間隔で発射される、発射されるたび反動でレティクルがブレる…
FPSなどの銃撃の仕様をイメージして書いてみたものが上記になる。
実際は、軌道についてのイメージ図や、間隔の具体的な数値
レティクルのブレがランダムなら乱数の仕様についてなど、さらに詳しく書く必要がある。
銃撃中の移動速度やキャラクタースキルの性能、
そもそもバトルロワイアルなのか、リザルト画面には何が載っているか…など。
本当に全てである。ゲームの中の遊びからタイトル、オプションに至るまでの全て。
ゲームを作る上で必要な情報が載った資料。それが仕様書である。
何故必要になるか
ゲーム開発を1人で行う場合、極論だが仕様書は必要ない。
それでは仕様書が何故必要か。
それは基本的にチームで開発しているからだ。
プログラマーやアーティスト、サウンドクリエイターなどなど。
プランナーだけでなく、色々な職種の方々と協力し合って開発は行うものだ。
プログラマーが実装するゲームシステム、アーティストが描く背景やキャラクター、
サウンドクリエイターが奏でるBGM、これらはプランナーの作成する仕様書に基づいて作られる。
自分ではない誰かが読んで、それを作る。
だからこそ疑問点が出ないよう詳細まで記載する必要があるのだ。
最後に
仕様書の作成はプランナーにとって必須スキルと言える。
僕は文章力があまりないため、正直仕様書の作成が得意ではない。
だからこそ、こうして文章を書く練習をしている。
今回は短めにするため、仕様書とは何か、に絞った記事にした。
今後も苦手な人の目線になると思うが
具体例や書き方などについて、記事を書いていきたい。